タイ駐在5年。
「帰りたい」と思った日もあったが、
コツコツと乗り越えていまがある
本社 開発Ⅰ部 設計BL
浦 健豪 新卒/2009年入社(14年目)
INTERVIEW先輩社員の声
タイ駐在5年。
「帰りたい」と思った日もあったが、
コツコツと乗り越えていまがある
本社 開発Ⅰ部 設計BL
浦 健豪 新卒/2009年入社(14年目)
苦しいときも、海外現地スタッフに支えられ乗り越えた
現在の仕事内容を教えてください。
バイクの鍵まわりを設計しています。鍵に付随するタンクのキャップや、ヘルメットなどを車両に取り付けるヘルメットホルダーなどです。最近はメカニカルキーだけでなく、スマートキーも設計しています。
浦さんは2014年から5年間タイで駐在していらっしゃいましたが、どのような仕事をなさっていたのですか?
タイには5年ごとに人を派遣しており、その一環で私も行ったんです。日本では一スタッフとして開発をしていましたが、タイでは海外現地スタッフと一緒にモノづくりをしつつ、マネージャーとして人材教育や管理も担っていました。
初めのうちは文化の違いに苦しみましたね。意思の疎通はうまく図れないし、自分一人では到底こなせないような量の仕事が目の前にあるし。心が折れそうになってしまった時も多々ありました。海外現地スタッフから何か聞かれても、求められている答えをうまく返せないことも多く、「浦が来てから仕事量が増えて大変になった」とはっきり言われたこともありました。
当時のタイ工場はシステムなどがあまり整備された状況ではなかったので、みんなで一緒に仕事をしながらレールを敷いていこうと思ったのですが、全然思い通りにいかなかったんです。どうにかこうにか整備し、海外現地スタッフとも仲良くなった3年目「あのときはキツかった」と笑い話にできたときは嬉しかったですね。みんな、キツイけどやった方がいいのはわかっていたからついてきてくれたんだな、こんないい人たちと仕事ができているんだと、しみじみ心が温かくなったのを覚えています。
日本と海外における開発の違いはありますか?また海外ならではの良さはありますか?
日本の方が比較的新しいモノづくりに取り組んでいるイメージがあり、海外は日本の業務サポートをしている側面が目に付きます。ただし、最近は海外でリサーチしたものをタイムリーに商品化へつなげられることがわかってきたので、その差は縮まってきました。例えばタイの場合、日本より暑かったり土埃が舞う環境が多かったりするので、その環境に強いものをつくろうとすると独自のものを開発する必要があります。結果、日本と同じように新しいモノづくりができているということですね。
海外ならではの良さは、実際に図面を書いたものの完成品をすぐ近くの工場で見られることでしょうか。私が設計している製品は、日本の工場ではほとんどつくっておらず、海外の工場で作製しています。ですから完成品をスピーディに手に取りチェックすることができる喜びがありました。
モノづくりの全工程を一貫して経験できる環境で、新たなモノづくりを
ミネベア アクセスソリューションズで働く面白さとは何でしょうか?
モノづくりの全工程を経験できることです。例えば、うちの会社では板を購入・成形する、ネジを締める土台をつくる、それが錆びないように処理をするなど一貫したモノづくりを実施しています。図面を描いたものが“物体”として同じ社内で製造されること自体も面白いのですが、一つの会社で働きながら様々な製造工程を体験できるというのは、とても面白いと思っています。
また、望めばチャンスをもらえ、いくらでも新しい挑戦ができるのもこの会社で働く面白さだと思います。私のようにモノづくりが好きな人にとっては、色々なものをつくることができ、しかもつくった製品を使ったバイクが街中に走っている!これは大きな感動です。
こうした仕事の面白さを支えているのが、コミュニケーションの取りやすさ。皆さん、何でも気軽に教えてくれるし、相談にも乗ってくれるんです。私が入った部署の上司からは、本当に色々なことを教わることができました。もちろん大前提として、自分から質問する姿勢が大事ですが。その姿勢さえあれば先輩や上司は力になってくれると思います。
今後の展望を教えてください。
私は宮崎の大学で機械工学を専攻していました。卒業後、地元で働きたいと考えたとき、大好きな自動車やバイクなどの機械に携われるミネベア アクセスソリューションズという会社があったことは、本当にラッキーだったと思っています。
モノづくりをしていくうえで、今後は「自動車排ガス規制ユーロ6」「ポスト2030年」などがキーワードになってくるでしょう。どちらもCO2の排出量を減らすようなガソリンエンジンの開発が求められるものなのですが、私はEV化に追随するようなものをつくりたいと考えています。まだ構想を練っている段階なので具体的な案はないのですが、3〜4年後には世の中の需要にミートしたものがぼんやりとでも形になっているといいですね。ミネベア アクセスソリューションズの一人ひとりが持っている、モノづくりへの熱い想いを込めたものをつくることができたら言うことありません。
自分の意見を言い、仕事を楽しんでほしい
最後に、就活生へのメッセージをお願いします!
皆さんのなかにはコミュニケーションが得意な人もいれば、苦手な人もいることでしょう。それ自体は個性だと思いますが、もしミネベア アクセスソリューションズで働きたいと思っているのだったら、自分の意見を言える人になった方がいいと思います。自ら主張し、積極的にアピールすることで挑戦する機会をもらえる会社なので、沈黙は非常にもったいないことです。実際、私もやりたいことを発信し続けることで海外にも行けました。
そしてもう一つ。仕事は大変なシーンもありますが、どんなときでも前向きに取り組むマインドを持っていて欲しいです。その方が絶対に仕事を楽しめますから。一緒に新しいものをつくっていきましょう!
MY SCHEDULE
先輩社員の1日
6:00
起床
6:30
出勤準備
7:00
通勤開始
7:30
到着
8:00
出社
8:30
新規開発の検討
目的、目標から「どのように駆動する・させる・使われる」を想定し、造りやすさやコストも意識しながら構造設計を行う。
10:00
休憩(10分)
10:30
チーム会議
一人では気づかなかったことや発想があり、仕様構築要素の漏れを防ぐ。
上司や同僚の経験を踏まえ、みんなでより最適な構造を確立する。
12:00
昼休憩
13:00
議事録まとめ
13:30
新規開発の検討
15:00
休憩(10分)
15:30
資料・図面確認
17:05
退社
18:30
帰宅
21:00
自分の時間
22:00
就寝
※2021年3月のインタビュー・スケジュールになります。
※R&Dセンターではフレックスタイム制により勤務時間帯が社員により異なります。
※ミネベア アクセスソリューションズでは在宅勤務、従業員のマスク着用、アルコール消毒など
新型コロナウィルス感染予防対策を実施しております。