モノを作らず、創ることを
多くの人に知ってもらいたい
だから社内外の教育にも力を入れる

開発Ⅱ部 商品企画BL
多田 真和 中途/2010年入社(13年目)

INTERVIEW先輩社員の声

モノを作らず、創ることを
多くの人に知ってもらいたい
だから社内外の教育にも力を入れる

開発Ⅱ部 商品企画BL
多田 真和 中途/2010年入社(13年目)

より深く広域な経験を積みたい

前職の仕事内容と、入社の経緯を教えてください。

2006年に大学院を卒業後、東京で航空エンジンのシャフト設計をしていました。特に航空業界を目指していたわけではなく、エンジニアとして設計開発ができたらいいなと就職活動をしていたら、運良く入社できたという感じです。大手企業だったので、作業は非常に細分化されていて「できた感」はすぐに得らましたが、同世代のエンジニアと比べると自分の知識の幅広さが足りないと感じて。もっと深く広域な経験を積める職場を探そうと思っていたときに、日本機械学会の広報誌で「ホンダ」という文字を見つけました。その後求人サイトを見て「ミネベア アクセスソリューションズ」を知り、勤務地がR&Dセンターであることに魅力を感じて応募しました。

また、私は大学・大学院で自動車エンジンの研究をしていました。ミネベア アクセスソリューションズはエンジンの会社ではないので違う分野に挑戦できるし、自動車業界に原点回帰できるところにも惹かれましたね。実際に入社したら、非常に和気藹々とした会社で。上司・部下関係なくフランクに話しているんです。

管理職の実務と、社内外の教育に邁進

多田さんは若くして管理職に就きましたね。現在の仕事内容を教えてください。

2020年から管理職として、色々な製品の機能や保証の考え方が図面に落とし込まれているかを確認する役割を担っています。いままでの経験を活かして、みんなの自信に繋がるような確認の仕方を心がけていますね。私はこの10年間で、前職の経験をもとにミネベア アクセスソリューションズにシミュレーション技術を根付かせてきました。その私が「正しそうだね」と言うと、みんなの自信に繋がります。必要に応じて、それぞれが望む設計ができるようにアドバイスなどもしています。

管理職の仕事は、これまで担当してきた仕事とは全く異なります。把握しなければいけない製品が増えますし、抱えているメンバーにはそれぞれの気質があります。言葉一つとっても伝わり方が違うのは、面白さであり難しさです。言い方を間違えるだけで違う方向にいってしまうこともあるので、常に「この人にはどう伝えたらいいかな」と考え、工夫しています。自分自身、まだまだ未熟で成長の余地があると感じますね。以前は、指導方法などは自分で考えて解決しないといけないと思っていましたが、それだと時間がかかりすぎるので、最近は先輩に相談するようになりました。そうでないとメンバーを迅速にサポートできませんから。

大学で講演を行なっているそうですが、どのようなきっかけで始まったのですか?

私はよく学会に顔を出しているのですが、そこでは色々な大学の先生と知り合いになります。あるとき「シミュレーション技術」というキーワードを出したらどんどん声がかかるようになり、2013年に初めて講演をしました。以来、何度か登壇しています。日本計算工学会の学会誌や他メーカーのWebサイトなどに記事を載せていただくことも。シミュレーションって面白くて、電卓に近いんです。学校でテストをするとき、それぞれ自分で計算式を書きますが、その計算式が間違っているとアウト。計算式に対して自信を持てるかどうかが大事になります。どういう結果になるかをどれだけ自分で想定できるか。予想通りだったら自信に繋がりますし、全く違う結果が出たらとことん原因を突き詰めるのです。

近年、製品の強度や空気の流れ、熱の移動、音の聞こえ方など、世の中のあらゆる部分がデジタル技術の進歩もあり、シミュレーション技術で現象予測することでモノづくりは変わりました。シミュレーション技術を活用して、モノを作らずに創る。そのことを多くの人に知ってもらうことがより世界を変えていくと考えたとき、教育はとても有効な手段だと思っています。最近は、知り合いの先生をミネベア アクセスソリューションズに招いて、シミュレーション技術を活用した設計について講義していただくことを始めました。こういった機会はいままでなかったので、普段の実務とは異なる視点で物事を捉えるいいきっかけになっているのではないでしょうか。

「多田だからできた」
と言われる製品をつくりたい

今後の展望を教えてください。

管理職として、解決能力や指導力などを身につけていきたいですね。先輩方のサポートなくできるようになりたいですし、むしろ任せてもらえるようにしていきたいと思っています。その次のステップとして、ミネベア アクセスソリューションズの事業性に自分の色を出していきたいと思っています。自社製品の将来マップや、進化像において存在感を発揮していきたいです。例えばいまの時代だと、電動化や自動化がキーワードになるでしょう。次のニーズに応える製品を、お客様の要望に応えたうえで「多田だからこういうラインナップになった」と言えるようにしたいです。

最後に、就活生へのメッセージをお願いします!

時代が変わったとしても、エンジニアにとって基本となる学問は変わりません。それが社会人として14年間働いてきて感じていることです。学校で学んだ基礎があって、初めて応用できるのです。ときには勉強することが嫌になる日もあるかもしれませんが、テストのためではなく、将来エンジニアとして活躍するために、ぜひしっかりと取り組んでください。社会に出たときに必ず、強い礎になると思います。

MY SCHEDULE

先輩社員の1日

6:00

起床

6:30

出勤準備

7:00

朝食・携帯でメール確認

7:30

通勤開始

家族が見送りをしてくれます。移動中は音楽でリラックス

8:00

出社

一日のスケジュール確認と、MTG準備

8:30

週始めのMTG

製品開発の進捗状況の共有と意見交換

9:30

メール

 

10:00

朝礼

在宅メンバーもいるため出社状況の確認、トピックスの共有

10:30

グループ MTG

週間業務の共有(出図、設計課題)、有休取得予定などの確認

11:30

社内ミーティング

Web会議ツールにて開発推進上の課題についてマネージャーと相談。

12:00

昼休憩

社食で同期入社メンバーと食事
食べた後は歯磨きとうがいが日課

13:00

お客様とオンラインMTG

製品仕様の設計成立性についての説明や出図日程などの技術折衝

14:00

図面チェック

出図前の製品図面のチェック

15:00

レポートチェック

開発段階の製品テスト評価状況の確認

16:00

部内MTG

管理職が集まり、今後の予定や工数、予算、諸懸案事項などを共有

17:30

技術相談の対応

強度設計を中心とした技術対応。専門知識を活かして他グループへ情報共有も。
担当している製品が多いこともあり、私も勉強する機会になっている。

19:30

資料作成

部内、社外向けの技術資料の作成

22:00

退社

22:30

晩御飯

いつも妻が作ってくれていることに感謝しながら頂いています。

23:00

お風呂

23:30

家族との時間

娘が寝ている最中にこっそり妻と夜食することも。

0:00

就寝

家族全員で川の字で。

※2021年3月のインタビュー・スケジュールになります。
※R&Dセンターではフレックスタイム制により勤務時間帯が社員により異なります。
※ミネベア アクセスソリューションズでは在宅勤務、従業員のマスク着用、アルコール消毒など
新型コロナウィルス感染予防対策を実施しております。